よくお店にいくと“店長のおすすめ!”とか”今月のおすすめ”とか書いてあることがありますが、一体全体そのおすすめは誰にとってのおすすめなのでしょうか?
薬局店員のおすすめ商品
ドラッグストアに言ったときに、頭が痛いとか目がかゆいとか、店員に自分の症状を伝えて医薬品なんかを購入するケースがありますよね。
彼らはほぼ間違いなく特定の商品をすすめてきます。
ドラッグストアのビジネスモデルは基本的に商品を医薬品会社から仕入れてきて販売します。
彼らは仕入れて売る“利ざや”で儲けるわけです。
そのため、彼らがおすすめする商品というのは、必然的に利ざやが高い商品を進めるのが当然なのです。
たとえば頭痛薬や目薬なんかは正直かなり種類がありますが、実は成分は似たりよったりだったりします。
当然彼らのおすすめは経済的な理由によるのです。
居酒屋のおすすめメニュー
居酒屋に入るとプロパーのメニューとは別に“今月のおすすめ”と書かれた別のメニューがあるケースがあります。
もちろん、旬のものを取り入れたりしておいしいものを提供することはありますが、十中八九この“今月のおすすめ”は通常のメニュー商品より何割か値段が高めに設定されています。
特別メニューというのは聞こえがいいですが、付加価値を付けて高く売るための手段に他なりません。
あえて店側が売りたいメニューを“今月のおすすめ”とすることで単価をあげていきます。
買う側もなぜか「おすすめだからしょうがない」という根拠のない納得となってしまいます。
ラーメン屋のおすすめ
ラーメン屋で券売機のところに“おすすめトッピング”と書いてあるのを見たことありますか?
これも同じでラーメン屋や牛丼、カレー屋などはトッピングで儲けているので、必然的にトッピングに”おすすめ”がつきます。
店によっては「全部のせ」のトッピングラーメンに“おすすめ”がついていることすらあります。果たしてなぜ全部乗せるのがおすすめなのでしょうか。その根拠は何でしょうか?
最後に
もちろん、おすすめを買って結果的に満足しているのであればまったく問題ありませんが、お店側の”おすすめ”にはある種の下心があることは覚えておいて、損はないように思います。
その商品がなぜ“おすすめ”なのかをしっかり見極めて、無駄遣いをなくしていきましょう。