貯金ができないのはメンタルアカウンティングのせいかもしれない

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 先日家を買った際にオーダーカーテンを付けました。出てきた見積もりは245,500円という見積もりでした。

高い買い物だな~と思うかもしれませんが、オーダーカーテンでは平均ぐらいの見積もりです。

妻が内容を確認し、営業マンに「じゃぁこれでお願いします」と言おうとした時に私が割って入りました。

「すいません、もう少しだけ気持ちでいいので負けてもらえませんか?」

結果的に端数を切り捨てて240,000円ぴったりにしてもらいました。

横目で妻はちょっと呆れ顔で、私を見ていました。

 

 

メンタルアカウンティングとは

さて、これは一種のメンタルアカウンティングという状況です。

メンタルアカウンティングとは、人間の金銭感覚が時と場合によって変化することを指す心理学の用語です。

先の私の体験だと結果的に5000円以上節約することに成功したにも関わらず、妻からすれば端数まで値切っちゃって、、、となるわけです。

もちろん何十万円のうちの5000円というのは正直大した金額ではないですが、5000円を節約するのは結構大変です。

スーパーで10円、20円節約するのになぜ5000円を軽んじるのでしょうか。

 

 

大きい買い物ほど注意が必要

車や家、10万円以上の金額になると人間なぜか太っ腹になって1000円くらいどうでもいいと思ってしまうのです。

一見冷静になれば、当たり前にわかることが、大きな買い物になると冷静になれないというか、大盤振る舞いになったり、細かい数字を見なくなります。

個人的には家なんて最期の1万円まで値切るべきだと思います。

 

メンタルアカウンティングを逆手に取る

メンタルアカウンティングは買い手だけに起こるものではありません。売り手にも起こると思っています。

カーテンの業者からすれば20万円以上の売上の数千円を値引くのはかなり楽です。

特にオーダーもののように値引きが通常の商習慣でありそうなものは、最後に小さな値引きをお願いすると大抵通ります。

 

メンタルアカウンティングはどこにでもある

海外に行くと、欲しくもないものをいっぱいお土産で買って帰りませんか?

旅行行った先では、せっかくだからと高価なディナーを食べたり、高級ホテルに宿泊してませんか?

アウトレットに行ったら高価なブランド服を買ってませんか?

年末年始で必要以上に豪華な食材を食べてませんか?

身の回りにメンタルアカウンティングは数え切れないくらいあります。

 

 

メンタルアカウンティングで損しないために

とにかく冷静に判断することしかありません。

自分がメンタルアカウンティングに陥ることを理解した上で、冷静に判断することが一番です。

なにしろメンタルアカウンティングに陥ることを避けることはできませんから買い物をするときに、本当にこれは自分に必要か?、適正な価格か?を考える必要があります。 

 

最後に

身の回りにあるメンタルアカウンティングをもう一度考えてみてください。

過去一週間でも思い当たることがあるはずです。

それが第一歩なのです。