この休日に保育園の保護者交流会があり、それぞれの保護者が集まって先生たちとお話ししたり保育園のビデオを見たりというイベントがありました。
親子で来てるところがあれば夫婦で来ていたり、片方の親だけで来ていたりという人たちがいました。
各々自己紹介する時間があり、家での様子や、保育園でのことを質問する時間だったり、いってみると中々楽しくてあっという間の時間でした。
もちろん楽しいお話も印象にあるのですが一番印象にあるのはあるお母さんの話です。
あるお母さんの話
うちの息子は最近家で飼っているカブトムシの幼虫に夢中という話をしながら、先生もそうか、●●くんは虫が大好きなんだね〜なんて言いながら、場もとても、和んでいました。
そして、次はどんな話を聞けるんだろう!なんて思ってたら例のお母さんに。
しかし出だしからとても、落ち着いたというか、いや、これはとても暗い!ぶつぶつとしゃべりだすお母さん。
うちの子は旦那が単身赴任で私一人で保育園に通わせています、、、、
お、重い
別によくある話なんだろうけど話し方が暗いせいか、とても重い話のように展開されて場が一気に凍りつきます。
話は続きます。
この子が生まれてから旦那は単身赴任で地方を転々としていて、私一人で育てるのがとても大変で、、とにかく家と保育園の往復で、、、
それさっきも聞いた、、、
もはや家での子供の様子の報告というより、吐き出すように出てくる愚痴と不満が10畳くらいある部屋を一気に冷やします。
先生も、突然の展開にそっか、●●ちゃんは家でも元気いっぱいなのかな!なんていう当たらずとも遠すぎるフォローを入れ、自己紹介は終了。
単身赴任はやめよう
日本のお家芸である「転勤」と「単身赴任」。
もはや一人で地方に行く旦那さんが被害者なのか子供と二人残された奥さんが被害者なのかわかりませんが、こんなにお互い傷ついて何を守っているのでしょうか。。。。
もちろん好きで行っているわけじゃない!というのはわかりますが本当に選択肢は無かったのでしょうか。
その会社では当たり前の話でも、それ当たり前じゃないから!と言いたくなります。
30歳を過ぎたあたりでポツポツ子供ができはじめてよく聞く話で、突然転勤が決まって、海外行きが決まって。。。という話。
先日は大学の友人が子供が生まれて1ヵ月後には奥さんを残してアメリカに栄転とのこと。2年間はアメリカに行くとのことですが、本当にそれ栄転でいいの?
もちろん、これは私の価値観だし、一方的な意見というのはわかってますが、私のブログだから言わせてほしい。
100年ある人生で子供のかわいい2年間を見逃すことがどれだけ損するのか、おそらくまだわかっていないのではないだろうか。
大企業は福利厚生がよくて、給料がよくて、知名度もあって、、、でも家族とは過ごせない、なんてそんなことひどすぎる。。。。
それでも銀行に行きたいか?
最たる例が銀行でしょう。
ほぼ毎年異動があり、家族がいようが、子供がいようが関係なく全国に転勤がある。
しかも転勤が決まるのは異動する数週間前、10月1日より移動で9月の3週目くらいに「君明日から広島支店だから」と言われる。
当然妻も子供も準備なんかできてるわけもなく、1人単身広島へ行くわけです。
しかも2年後にはまた広島から移ることが決まっているから妻としても行くかどうか微妙なところ。
金融機関は不正なんかが起きないようにそうしてるんだよ、と言いますが、そこまで必要ですかね。就職活動する人もそこまで考えて就職活動しているのかしら。
それでも就職したい企業のトップ10にいつも入っているので不思議です。
最後に
仕事も大事ですが、家庭も大事。
今は昔と違って女性が家庭に入って男性についていくだけの時代とは違うので、転勤制度自体がかなり時代遅れだと思うのです、それでもなくならないのはなぜなのでしょうか?
働き方改革で早く帰宅できても家族がいない家に帰って何の意味があるのでしょうか。
そこにメスが入る日は来るのでしょうか。